ご飯を食べて22時ごろ、Graceと私は彼女の友人がやっている、
omy artというアート・スタジオにやってきました。オフィスビルの一室ですが、フロアを斜めに横切るようにキャビネットと受付が備えてあったり、巨大な埋込型の本棚があったりと、アートっぽいおしゃれな空間でした。
中に入ると5人の男の子たちが話し合ったり、作業をしたりしていました。彼らはデザインだったり、建築だったりの専門を持っていて、日中はフルタイムで仕事をしているのですが、自分たちでもスタジオを持ち、こうして夜に集まって仕事をしているのだそうです。仲間と一緒に夢を実現させていく、いいエネルギーに溢れる人たちでした。企業から委託されて制作をしたり、ブランドのマーケティングをしたりする傍ら、絵の教室もやっているのだそうです。
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窓際に腰掛けて、みんなでイーゼルを並べて絵を描けるようになっています。 |
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受付のテーブルがワイヤーで持ち上がるデザインに。本当に持ち上がるかは・・・!? |
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アクリル絵の具のディスペンサー。見ているだけで可愛い! |
キャンバスの大きさを選んで、描きたいもの、イメージを伝えると、Sensei(私が彼のことをそう呼び続けたので笑)がそれを絵にするのを手伝ってくれました。
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イメージをSenseiに伝えます。こだわりだしたら抜け出せない私の性格が暴走し始め・・・! |
アイデアが浮かばない時はiPadで関連画像を探し出して、イメージを膨らませる手助けをしてくれます。気軽な気持ちでアートに取り組めるような工夫がちりばめられていました。
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Sensei |
コンセプトを考えるのと下描きで一時間くらい使ってしまったと思います!ここから色を付けていきます。
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空の塗り方、雲の描き方もSenseiが丁寧に教えてくださいました~。 |
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船と荒れ狂う波。 |
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実は海は火鍋の中にあるんです! |
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サインをして完成! |
始めたのが夜遅くだったので、途中で眠たくなったり、思い通りにいかなくてやめたくなったりしました。でもみんなが手助けをしてくれたおかげで完成することができました。時すでに午前2時半。
かかっている音楽も心地よいものでした。日本人のゲストが来たということで日本の曲をたくさん探してかけてくれました。ZARDとか槇原敬之とかちょっと前の^^ Sensei含め5人のメンバーがいたのですが、私が下描きを始めてから彩色を終えるまでの数時間、誰も嫌な顔ひとつせず、ずっといい雰囲気を作ってくれました。
みんな翌朝仕事があるのに、いきなりやってきた私のために時間を割いてくれ、気遣ってくれて、とても幸せな時間でした。雰囲気は終始明るいものでしたが、私にとっては、心のもやもやを見える形に整理する、大きな旅路のような時間でした。違った意味でまた充実したひと時となりました。
「他の友達だったらここに連れて来なかった。明日香がこういうことが好きだって分かるから連れてきたよ。描き終わったときの達成感を感じるのも好きでしょう?」Graceはそう言ってくれました。私がキャンバス代を払うのをすっかり忘れてしまっていて、後になってGraceに話した時も、彼女はこう言ってくれました。「これは私のプレゼントだから気にしないで。私がいいと思うものを明日香にあげたかったの。それはお金で買えるものだったかもしれないし、買えないものだったかもしれない。でもたまたま、お金で買えるものだったとしても、その値段がプレゼントの価値じゃないから。」彼女はよくそうやって、他愛ない会話の中で重く温かい言葉を私に残します。
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Thank you all, Sensei, Max, Kobo, Alex, Fish... |
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And my dearest Grace Grace! |
みんなありがとう!!
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