2011年7月31日

六甲山山登り

先週末、知り合いに誘ってもらって山登りに行きました。

社会人になって、毎日パソコンの前に座って過ごすようになり、最初の3か月で肩がおかしくなってからずっと慢性的な肩凝りのようになってしまいました。ヨガやるとかジョギングしようとか言い続けながら、その間に違う興味が出てきたりして結局2年ほどもそのままになっており。
今回も日曜日に参加している英語の勉強会で、たまたま「歩きたいんです~」と話をしていたらその人が定期的に山登りに行っている人で、来週末もあるからどう?と声をかけてもらったのでした。

9:00新神戸駅に集合。全部で10人ほどでした。「60代の人も来はるからゆっくりのコースになると思うよ」と言われ安心して行ったのですが、集まったメンバーを見ると皆本格的な格好をしている人ばかり。大丈夫かなぁ・・。

山登りは一年ぶり。一年前のゴールデンウィークに母のテニス仲間の方に誘ってもらって摩耶山に登ったきりでした(にもかかわらずその次の日にこんぴらさん参りをして脚が大変なことになった笑)。布引の滝から登り始め、市ヶ原~トゥエンティクロス~シェール道~穂高湖~カスケードバレイ~阪急六甲道に下りるというコースでした。




そんなに暑くもなく、気持ちよく歩くことができました。
森、沢、湖、滝にすれ違う人。特に何を得られるわけではないのに、目に入る景色や緑の匂いが気持ちよくて、次はどんな景色だろう、どんな場所に着くのだろう、とわくわくの尽きない山行になりました。



英語勉強会の知り合い以外はみな初めて会う方だったのですが、道々話を聞くと魅力的な人ばかり。世界百数十ヶ国旅をしてきた人や、50歳を過ぎて自転車に乗り始め、国内外自転車旅行している人、11年間欠けて自転車で世界二周の冒険をしてきた人・・・。私には信じられないような経験をしている方たちばかりでした。と同時に、私も将来世界一周旅行をしたいと思っていたので鳥肌の立つような思いでした―ひとつの興味は他の興味とも通じるところがあるのかな。

世界二周した方に、一番怖かった経験は何ですかとお聞きしたら、アフリカでテントを張って寝ている時にテントの周りをハイエナが二匹、吠えながらぐるぐる回っていたことだとおっしゃっていました。臨場感が違う!ほんとうに命懸けの冒険をされたんだなぁとすっかり聞き入ってしまいました。


いろんな方の話を聞いていて一貫して感じたのは、山登りはたとえ複数で行ったとしても最後は自分ひとりだということ。食べ物が無くなったら分け合えるかもしれない、怪我をしたら処置をし合えるかもしれない。でも山に登って、そこから下りてくるというその経験は自分でしかできない。だから人がどう、ではなく自分が山登りそのものを好きでないと続けられないと。そして彼らの語る山登りの魅力はびっくりするくらいシンプルで、素朴でした。何も考えず、ただそこに現れる自然や人との交流を楽しむ、と。



社会人になってから、会社以外で会う人ももちろんたくさんいるけれど、私のまわりにはどちらかというとビジネスや金融や、自己啓発に興味がある人が多かったです。なので今回は今までと全く違って、山という新しい切り口で素晴らしい出会いがあったことに感謝でした~。次の日は筋肉痛で動けなくなったけど、また登りたいなと思いました!

2011年7月18日

2011 西安~敦煌旅行 #2

2011/4/30 初日のインチョン乗り継ぎではしゃぎすぎて夜更かしをしてしまい、朝起きたら疲れがピークでした。極寒の冬にた耐えるためなのか、床暖房にエアコン、二重窓(しかし鍵は壊れていた笑)といかにもソウルらしい設備のホテルだったため暑くて暑くて、起きた時からちょっと気分が悪くなってしまいました。

7:30ホテルを出発。早々にインチョン空港につくとカフェに美味しそうな苺が!ところがチェックインの列がものすごく長かったので先にチェックインをすることにしました。

1時間ほどもかかってやっとチェックインし終えてから先ほどのカフェに戻ると、もう苺は売り切れていて・・・。DUNKIN DOUGHNUTに入り朝ごはんをとりました。


インチョン~西安の機内食。鶏の甘酢が美味しかった。韓国語「ソフトロール」が読めてちょっと嬉しい。

お昼過ぎに西安につきました。空港ではTT、WW、そして運転手のヤンさんが出迎えてくれました。TTは同じ日の早い時間に長沙から西安入りしていて、いよいよ全員集合!まずはWWのおうちに荷物を置かせてもらうことになりました。

WWのおうちは軍の退職者の為に国が建てた団地のようなところにあって、家の前の庭には青々と草木が茂っていました。私たちは一階の応接間に通してもらって、荷物を広げ、少し休憩しました。WWのお母さんは感情表現の豊かな大阪のおばちゃんみたいな感じの人で、ジュースを持ってきてくれたり、果物を持ってきてくれたり、最初から至れり尽くせりでした。


朝インチョンで苺にありつけなかった娘たちは、WWママの苺のおもてなしに感激しました!

一服して14:30ごろ、みんなで西安の街に出かけました。最初は回坊風情街へ行って腹ごしらえ。

涼皮(リャンピ、冷たいうどんでピリ辛の胡麻だれがかかっている。コシはなくもちもちした食感)、羊の串などを食べました。わたしは羊肉の匂いが苦手なのですがこれは細かく切ってあってあまり匂わず、美味しかった!

涼皮を食べるQQ

そのあとはいろんなスイーツを食べ歩き・・・大福を揚げたような柿子餅や縁豆糕(縁豆をすりつぶした生地の中にレーズンやあんこが入っている)を食べまくって歩きました。

柿子餅

縁豆糕

その後碑林博物館へ。ここは石碑が林立することからこの名前がついたらしく、漢代からの石碑が展示されてるということです。書道をやっているQQの希望でやってきました。QQは書道で書いたことのある詩文の石碑を探すことに、中国語を話すYYは碑文を読み解くことに、そして翻訳コーディネータをしている私は「これ繁体字?簡体字?」とTTに質問し続けていました(簡体字が使われるようになったのは1900年代になってからなので碑文に簡体字はあり得ないのだけど。恥)WWとヤンさんには待ってもらっていたので全部は見れなかったのだけど、漢文を読んでいくのがとても面白くて、ここへはまた行きたいなあと思いました。。

夜には鐘楼と鼓楼へ行きました。これらは物見台として使われ、鐘楼では日の出に、鼓楼では日の入りに鐘を鳴らすそうです。ものすごいライトアップが変な威厳を醸し出していて、これらが過去に実際使われていただろう時のことはもう想像もできなかったですが、それでも煙草屋や写真館など現代のお店が城壁のすぐそばにあり、その前を現代の若者が通り過ぎて行くのを見るとそれも賑やかでいいなあ、と思いました。

帰り道のレストランで広東料理、麻婆茄子や白菜の炒めたのを食べ、おうちに帰ったのはまた深夜となりました・・・。